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2012年7月4日放送

第１回遠野の景観保存調査委員会

今年度１回目となる遠野の景観保存調査委員会がきのう（３日）、開かれました。この委員会は、文化的景観として保存すべき市内の景観の調査などを行います。委員会では、大学の教授や市内の区長など１２人が委員を務めます。きのうは初めに、辞令交付式が行われ、本田市長から委員一人ずつに辞令書が渡されたあと委員長に岩手大学農学部教授の広田純一さんが再任されることが決まりました。このあと平成２０年度から遠野物語の発祥の地、土淵町山口集落について文化的景観保存調査をしてきた報告書と保存計画書について協議されました。報告書の中には、自然環境や生態系、集落景観の構成要素と眺望などまた、保存計画には山口集落の文化的景観を住民自ら守り伝えるよう取り組みを定めるなどといった内容がそれぞれ盛り込まれています。きのうの委員会では、原案通り確認され、これを受け今月２３日に文化庁に国の重要文化的景観の選定に向け申し出が行われることになります。

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