2012年7月3日放送

JALスカラーシップ小中学生と交流

研修や文化交流を通じて日本の理解を深めるJALスカラシッププログラムの交流生が遠野を訪れ、本田市長の講話を聞いたり小学生などと交流したりしました。JALスカラシッププログラムは日本航空の関連団体日航財団がアジアやオセアニアなどの学生を日本に招待し研修や文化交流を通して日本を理解してもらおうと昭和50年から行われています。遠野市での受け入れは、平成22年に次いで2回目となります。今回、訪れているのはオーストラリアや中国、フィリピンやベトナムなど13カ国からの大学生とスタッフ合わせて25人です。交流生たちはおととい釜石市を訪れ被災地視察や被災者の証言を聞き、きのうは、とぴあ庁舎を訪れ本田市長から震災発生後、市が行った後方支援について講話という形で聞きました。講話の中で本田市長は高い確率で発生が予測された地震に対し協議会を作り大規模災害に向けた訓練を行ってきたこと、不幸にも発生した震災で近隣市町村を助けるため物資を集め被災地に送ったことなど市がとった行動を説明しました。また、電気・燃料・物資などがない状態で被災者の命を守るために様々な判断が求められたことなど具体的な例をもとに話し、交流生たちは本田市長の話を真剣な眼差しで聞いていました。そしてきょう(3日)は、附馬牛小学校を訪れ児童たちとの交流が行われました。交流生たちは休み時間を利用した運動附きっ子タイムで、ランニングやサッカーなど行い児童たちと交流しました。つづいて1年生から6年生までの授業を見学です。授業は算数や国語、理科などが行われ、中には、児童の教科書を覗き込んだり児童に寄り添い声をかけたりする交流生もいました。そのあと場所を体育館に移し、全校児童61人を前に交流生から出身国の紹介が行われました。紹介では、世界地図で国の場所を示し母国語の挨拶を披露していました。交流生たちが、慣れない日本語で苦労しながら説明すると、児童たちから大きな拍手が送られ、楽しい交流となったようでした。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.