2012年7月2日放送

アイアン車体新工場完成お披露目会

大震災で被災した釜石市の自動車板金整備関連企業の新工場が、このほど青笹町に完成し、きょう(1日月曜日)からの本格稼働を前に、おととい(6月30日)、関係者などにお披露目されました。青笹町に新工場が完成したのは、釜石市の自動車板金整備関連業アイアン車体です。アイアン車体は去年3月の大震災で会社の施設すべてが流失し休業に追い込まれていました。そこで遠野市の協力を得ながら市内に工場用地を捜したところ青笹町内に見つけ、先月、新工場が完成したもので、被災後、市内で事業を再開する企業の第1号となります。この日は大勢の関係者が新工場の見学に訪れ、事業の再開を祝って地元の青笹しし踊りが披露されました。新工場はフロントを兼ねた事務棟と中型車まで対応可能な自動車整備棟、それに板金塗装棟の3つの建物からなっています。中でも自動車のフレームの歪みなどを確認する装置は、グローバルジグと呼ばれる最新式の機械が導入され、これまで目測で行われていた歪みや傾きの検査と比べ、より正確でスピーディに行えると言います。アイアン車体では、今後、従業員を増やし、平成25年には「20人体制で事業を展開させたい」としています。

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