2012年6月28日放送

市長記者懇談会

遠野市は来月2日(月)から放射線測定器を市民へ貸し出しするサービスを行うことになりました。これはきょう(28日木曜日)開催された市長記者懇談会で本田市長が明らかにしたものです。それによりますと、市民の健康と不安の解消に向け市の公害対策事業として、放射線測定器を地区センターと市の環境課にあわせて15台配備して対応するというものです。貸し出しは無料で、借りるには最寄りの地区センターか環境課に電話で予約した上で別途申請を行い、その際は身分証明書が必要になるということです。きょうは、このほか後方支援活動の近況報告として、放射能汚染の影響で米の作付けが行えない福島県相馬市からの要請に対し、JAいわて花巻の協力を得ながら玄米1トンを送ったことや、釜石市で被災した自動車板金関連の企業に事業所用地を紹介し、被災企業の再開に向けた支援を行ったことなどが報告されました。また、牧草地の除染対策については、来月上旬までに作業を開始するとしているほか、現在、遠野テレビのニュース内で放送している「除染対策Q&A」について、今後DVD化し市内の畜産農家へ貸し出しや配布を検討していることなどが紹介されています。このほか、今後市内で予定されているイベントなどについては、来月8日に旧消防庁舎の閉庁式と青笹町に完成した総合消防センターの落成式典が行われるほか、来月19日には森林資源を活かした震災復興などを目指す次世代林業東北サミットが、来月24日にはTKプロジェクトとぴあビアガーデンが、8月4日は第19回遠野まぬけ節フェスティバルが、8月23日には東北は歌い東北は踊る遠野物語と題したわらび座の公演がそれぞれ予定されているとしています。

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