2012年6月26日放送

遠野まごころネット 復興支援市民報告会

震災で被災した沿岸地域の支援活動を続ける遠野まごころネットが、先週23日土曜日、復興支援報告会を開き、被災地支援の一年を振り返りました。この日は、元東京消防庁警防部長で福島原発派遣総隊長を務めた佐藤康雄さんの特別講演と遠野市をはじめ消防団や婦人団体など後方支援に取り組んできた団体の活動が報告されました。特別講演で佐藤さんは、震災直後から福島第一原発の3号機への放水の任務を遂げるまで指揮者としてどんな行動をとったか映像を交えながら当時の状況を話しました。佐藤さんは、指揮者が危機管理に対してどれだけのビジョンをもてるか、それと同じ感覚の部下をどれだけ育成できるか、さらに窮地にたたされたときどれだけ動けるかは、危機に備えた実践活動が大事と語りかけました。このあと、消防団や婦人団体など市内の団体が市内の震災直後の状況とこれまでの活動を振り返りました。その中で、なぜ遠野の人たちが支援を続けるのかという問いかけに対し、「遠野の人だからではなく困っている人がいたら支えあうのが当たり前」「支えあう気持ちはみんな同じ」と話し、集まった人たちは、支援を続ける必要性と大切さを再確認しました。

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