2012年6月20日放送

青少年劇場 器楽アジア悠久のひびき

県内の小中学校の児童や生徒に優れた舞台芸術を鑑賞してもらおうと、「器楽・アジア悠久のひびき」と題した芸術鑑賞会がきょう(20日水曜日)市民センターで開かれました。この芸術鑑賞会は、優れた芸術鑑賞を行うことで青少年が心豊かに成長することを目的に県が主催したものです。会場となった市民センターには市内の小学校の4年生から6年生までの児童およそ600人が鑑賞に訪れました。きょうは、中国の弦楽器・二胡(にこ)の奏者姜建華(ジャンジェンホア)さんをはじめ、中国琵琶(びわ)奏者の楊宝元(ヤンパオユェン)さんそれに馬頭琴(ばとうきん)奏者のチ・ブルグッドさんなど世界的に有名な中国楽器の奏者が中国の音楽を演奏しました。また、演奏の合間にはそれぞれが使っている楽器の歴史や構造を紹介しました。その内、馬頭琴の紹介では形だけではなく弦や弓などに馬のしっぽの毛が使われていて1本の弦には80本から130本の毛が使われていることなどが説明されました。演奏は1部と2部に分かれ、1部ではほとんどが中国の民族音楽でしたが、馴染みある曲として中国に近く音楽の音色が似ている沖縄の曲も演奏されました。また、2部では、荒城の月や夕焼け小焼け、それに村祭りなど日本の曲が演奏されました。訪れた児童たちは力強くも繊細で心安らぐ中国楽器の音色と演奏者の技に聞き入っている様子でした。

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