2012年6月14日放送

国立劇場に向け練習 青笹しし踊り

東京の国立劇場で来週23日に開かれる民俗芸能公演会に、青笹しし踊りが出演することが決まり、公演の成功に向けた練習が行われています。青笹しし踊りの公演は、今年に入り国立劇場の担当者から直接、依頼され、練習が本格化したのは6月になってからといいます。今回、公演するのは、東日本大震災からの復興を支援する1回目の民俗芸能公演会で、復興に向け奮闘する地域の芸能を紹介し、支援の輪を広げようというものです。1回目の公演会に釜石の虎舞や大船渡の剣舞、宮古の神楽といった沿岸地域の芸能が選ばれる中、青笹しし踊りを選んだ理由を国立劇場の担当者に聞いたところ2つの理由がありました。1つ目は震災復興への後方支援活動をする遠野の芸能を紹介したかったということ。2つ目は、文化庁が選ぶ「記録作成などの措置を講ずべき無形民俗文化財」の青笹しし踊りを紹介したかったということです。当日は、「種ふくべ」をはじめ「しし」や「刀掛け」など22人で6つの演目を披露することにしています。仕事の都合などで全員揃って練習ができない状況ということでしたが、集まったメンバーで気になるところを確かめ合いながら練習が進んでいました。青笹しし踊りが出演する「東日本大震災復興支援・東北の芸能」は、来週23日、土曜日、東京の国立劇場で開かれます。

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