2012年6月14日放送

きょうは遠野物語の日 いろり火の会が中学校で昔話

きょう6月14日は遠野物語の日です。これは明治43年のきょう遠野物語が発刊されたことを記念して遠野市が定めたもので、小友中学校と土淵小学校では、遠野物語の日にちなんだ行事が行われました。このうち、小友中学校ではいろり火の会の語り部奥寺恭子さんを学校に招いて、遠野物語を聞く会が開かれました。奥寺さんは2年生の生徒4人を前に、喰わずの女房など遠野物語にまつわる昔話6話を披露しました。生徒たちは奥寺さんが醸し出す情緒ある昔話に真剣に聞き入り、佐々木大輝くんは「喰わずの女房の話を聞いたので旧暦の端午の節句の6月24日にはショウブのお風呂に入りたいです」と感想を話していました。また、土淵小学校では3・4年生の語り部集会が開かれ、学校で練習してきた語り部を同級生の前で発表しました。児童たちは去年、学んだ昔話の中から得意の昔話を1話選んで、1週間練習を重ねきょうの発表に備えたと言います。児童たちは練習の成果を堂々と発表し、話が終わると友だちから大きな拍手が送られていました。そして終わりには「遠野物語の日」宣言を全員で唱和して、遠野物語を語り継ぐことを約束していました。

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