2012年6月12日放送

附馬牛町大野地区 住民たちが環境整備

附馬牛町の大野地区ではおととい(10日日曜日)、市道脇に茂る市有林のうち、倒木の恐れのある樹木を地域住民たちが協力して伐採する環境整備作業が行われました。この道路は附馬牛町を走る県道160号線から早池峰ふるさと学校へ通じる市道で、大野地区では身近な生活道路として利用されています。去年暮れから今年の正月にかけての大雪の影響で、道路脇の山ののり面に生い茂る市有林が倒れたほか、春先の強風でも再び木が倒れ市道をふさぐなど、度々、通行の妨げとなっていました。そこで大野地区では市の許可を得て、自らの手で、今後、倒木の恐れのある樹木を伐採することにしたものです。この日は15人ほどの地域住民が出て、チェーンソーや鉈(なた)など持ち寄り、倒木の恐れのあるカラマツやフジの木を伐採しました。伐採されたカラマツは大きいもので直径25センチほどで長さは10メートルを超え、片側1車線の市道を簡単にふさいでしまいます。伐採されたカラマツやフジの木は、枝を落として幹を短く切り分け仮置き場へと運ばれていました。作業にあたった地域住民のひとりは、「これで当面は大丈夫でしょう」と額に汗を光らせながら笑顔を見せていました。

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