2012年6月11日放送

日本絵本会議

遠野市とNPO日本子守唄協会が主催する第1回日本絵本会議が、きのう(10日日曜日)市立図書館やあえりあ遠野を会場に開かれました。この日本絵本会議は、震災から復興へ歩みだした今、絵本を通じ子どもたちに夢見る力と創造力を身につけてもらう事を願い開催されたものです。会議は2部構成で行われ、第1部は市立図書館を会場に有識者を招き絵本について考える会議が開かれました。第2部は、会場をあえりあ遠野に移し、およそ100人の観客が見守る中、「復興へ向けて、遠野の里から子ども夢宣言」と題したイベントが行われました。イベントでは、本田市長のあいさつのあと、日本子守唄協会の西舘好子理事長と映画「おくりびと」の原作「納棺夫日記」の著者青木新門さんの対談が行われました。対談で青木さんは納棺夫という仕事と国内で実際に起こった事件を例に幼児期や成長期での死に逝く人との関わりが人格を左右することがあると訴え、死というものを子どもにも分かり易く伝える自身の著書「つららの坊や」を紹介していました。対談のあとは、青木さんの著書「つららの坊や」を俳優の常田富士男さんが朗読しました。つづいて土淵小と綾織小、それに小友小の各子ども語り部による遠野の昔話が発表されました。さらに遠野少年少女合唱隊による遠野のわらべ歌など6曲が披露され、イベントの最後には歌手の綾野ひびきさんによる日本の子守唄などのミニコンサートが行われ第1回日本絵本会議を終えました。

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