2012年6月5日放送

除染作業自力施工農家説明会

農地の除染を自分で行う自力施工農家への説明会がきょう(5日・火曜日)畜産振興センターで行われました。この説明会は、農地の除染などを県から委託された県農業公社が自力施工を行う農家を対象に作業手順などを説明するため開きました。説明会には自力施工を希望する20以上の農家が出席して、県農業公社の職員から作業の手順について説明を受けました。説明によりますと自力施工は農家と県農業公社が契約を交わし、作業の確認や資材の注文、それに作業着手の報告と完了報告など密に連絡を交わし行うと言うものです。また、作業前と作業中、それに作業後の写真の提出が求められています。プラウ耕の場合の標準作業料につては18万円が提示され、その中には土壌を15p以上掘り起こす耕起1ヘクタールあたり5万6000円や炭酸カルシウム散布2ヘクタールあたり1万2000円などが含まれています。一方、農地の起伏が11%以上ある場合の撹拌耕起や5%以上石が交じっている場合の除去などの追加作業費については標準作業外としています。出席した農家からは、「作業工程ごとに報告をしたら作業料がもらえるのか」といった質問や「生命力の強い雑草は撹拌したら増やすばかりだ」と言った意見が出されていましたが、ほとんどの農家では「早期に自力で施工し除染を行うことで、風評被害を払拭したい」としています。

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