2012年6月4日放送

放射性物質濃度測定検査はじまる

市民から持ち込まれた食品や水などの放射性物質濃度測定検査が、きょう(4日から)からはじまり、午前と午後の合わせて2回検査が行われました。放射性物質濃度測定検査は、市民の不安の解消に応えようと遠野市が独自に始めたものです。測定検査初日のきょうは、フキと飲料水の2つが持ち込まれました。このうちフキの検査では予め5ミリ角に細かく切られたフキの茎を、検査用の容器に移し変え、白衣を着た職員が隙間が出来ないようしっかりと押し込んだ後、容器ごと放射性物質濃度測定器に入れて測定がはじまります。測定時間は食品はおよそ30分で、水の場合はおよそ2時間掛かると言うことです。測定が終わると検査結果のデータを記入した用紙が依頼した市民に手渡され、職員から放射線の濃度がどのくらいあるのか確認をしていました。測定の結果は放射性物質は不検出で、依頼した市民は「フキを毎年贈りものにしています。これで今年も安心して贈ることが出来ます」と話し、ホッとした表情を浮かべていました。この放射性物質濃度測定検査は、山菜や家庭菜園で採れた野菜のほか、飲料水に使う沢水や井戸水などが対象で、測定には事前予約が必要となっています。測定検査を希望する人は遠野市環境課電話62-2111内線323までお願いします。

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