2012年5月31日放送

遠野スタイルによる庁舎機能あり方を語る市民懇談会

震災で全壊となった市役所本庁舎の整備も含めた庁舎機能のあり方について、市民から具体的な意見や要望を聞くための懇話会がきのう(30日)、とぴあ庁舎で開かれました。遠野市では現在、東日本大震災によって市役所本庁舎が全壊したこともあり、市役所の機能が13カ所に分散化した状態となっています。これを受け、市では市民サービスへの影響の検証や将来の市役所庁舎機能のあり方について市民協働で考え、公共施設全体の整備計画策定につなげようと市民懇話会を設置したものです。懇話会は地域づくり・産業振興・保健福祉などに関わる各団体からの推薦や公募などによって50人の委員で組織され、きのうは、1回目の市民懇話会が開かれました。懇話会では設置趣旨の説明の後座長、副座長の選出が行われ、座長には市体育協会の河野好宜さんが、副座長には遠野国際交流協会の菅沼隆子さんが選ばれ、今後、会を進めていくこととなります。また、50人の委員は3つの部会に分けられ、現状の各庁舎の配置や分散化の検証、新庁舎整備の必要性、議場や市民センターなどの整備の方向性などの事項について意見・提言を述べていきます。早速、6月下旬には1回目の分野別部会を開催し委員からの意見を集める予定で、今後は3回から4回の全体会と部会を開催しながら平成25年10月をめどに遠野市への提言書をまとめることとしています。

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