2012年5月29日放送

消防演習

今年度の遠野市消防演習がおととい(27日日曜日)2年ぶりに開催され、遠野市消防団員や婦人消防協力隊員などおよそ600人による分列行進や火災防御訓練などが披露されました。この演習は消防団員の日ごろの訓練の成果を披露し士気の高揚を図ろうとするもので、震災の影響で2年ぶりの開催となります。今回は分列行進の先頭を達曽部と鱒沢の2つの少年消防クラブの子どもたち58人が務め、道路脇で観覧する市民に対し復興元年と書かれた袋に入った紅白のもちが配られました。つづいて消防団員などおよそ600人と車両62台による大隊編成の分列行進が行われ、統監を務める本田市長の前を隊列を崩すことなく大きく腕を振りながら堂々と行進しました。このあと、会場を早瀬川緑地公園に移し、消防団の井手団長が「新消防庁舎を核として消防本部・消防団婦人消防協力隊が一致団結し、力強くまい進することを心から切望します」と訓示し、服装などを点検する観閲が行われました。今年は釜石市と大槌町からそれぞれの消防団長が来賓として招かれ、一緒に観閲に参加しました。つづいて訓練が行われ小隊訓練では3個中隊による前後左右への行進が行われ、ラッパ隊によるドリル演奏が披露されました。このあと県の防災航空隊のヘリコプター「ひめかみ」による負傷者の救助訓練が行われ、救助した負傷者は地上で待機する救急隊へ引き継がれました。そしておよそ30台の小型ポンプを使った防水訓練が行われ、空高らかに放水されると再び「ひめかみ」がその上を旋回して、演習を終えました。

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