2012年5月17日放送

遠野と大槌がタッグ リカースイーツ完成

遠野と大槌の企業が共同で製造した果実酒が完成し、現在、市内などで販売されています。復興に向け取り組んだ思いを聞きました。この果実酒を製造したのは、道の駅遠野風の丘と大槌の赤武酒造です。風の丘では、遠野の産物を使った遠野ならではの新商品開発に取り組んでいます。そうした中、去年12月、酒類の商品開発に挑戦しようとなりました。そこで、一緒に物作りをすることで少しでも復興支援につながればと果実酒の製造免許を持つ大槌の赤武酒造に相談し、果実酒を作ることになりました。今回、風の丘と赤武酒造が作ったのが遠野産のリンゴを使った果実酒です。この果実酒は、とろっとした甘口で楽しめる味に仕上がっています。赤武酒造は、去年3月の東日本大震災により酒蔵などを失いました。赤武酒造の古舘秀峰社長は、酒造りはもうできないと思ったということですが、たくさんの仲間から励ましの声を受け、また頑張ろうという気持ちになり、去年8月から盛岡で酒造りを再開しました。遠野と大槌の企業が力を合わせて取り組んだこの果実酒が沿岸地域の復興に弾みをつけることに期待されます。

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