2012年5月14日放送

遠野高校文化部ミニ発表会

震災以降市内に避難している人を招待して心のケアにつなげようと、おととい(12日土曜日)総合福祉センターで遠野高校の文化部の生徒たちがミニ発表会を開きました。この発表会は遠野高校の生徒会と邦楽・音楽・茶道の3つの文化部が合同で、市内に避難している人の心のケアと震災の復興を祈って今回はじめて開催したものです。会場には仮設住宅「希望の郷」に入居している人や近くの施設のお年寄りなどおよそ30人が訪れました。はじめに茶道部の10人の部員たちがたてたお茶を訪れた人一人一人に振る舞い、ゆったりとした雰囲気の中で邦楽部の部員12人が奏でる琴の演奏に耳を傾けました。つづいて音楽部の2年生の部員9人が唱歌やアニメ番組のテーマ曲などを披露しました。訪れた人たちは曲や歌に合わせてリズムをとったり手を叩いたりしながら心和らぐ楽しい時間を過ごした様子でした。遠野高校生徒会の1人は、「楽しんでもらえたので成功です」と笑顔をのぞかせていました。生徒会と邦楽・音楽・茶道の3つの文化部では、同様のミニ発表会を秋にも開催することにしています。

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