2012年5月8日放送

遠野市総合食育センター新築工事安全祈願祭

来年春の運用開始に向け工事がはじまる、遠野市総合食育センター新築工事の安全祈願祭が、きょう(8日火曜日)松崎町の現地で行われました。総合食育センターは現在の遠野学校給食センターと宮守学校給食センターが老朽化などで、建て替えが必要となったことから、食育や高齢者用の給食などの機能を付け足し新たに整備されるものです。きょうの安全祈願祭は市や議会、教育委員会や社会福祉協議会、それに工事関係者など合わせておよそ60人が出席して神事が執り行われました。神事では工事の開始を記念して本田市長や工事業者の代表などによって鍬入れが行われました。つづいて玉ぐしが捧げられ、工事期間中の無事故を祈りました。総合食育センターは現在の遠野給食センターの北側に敷地面積およそ8000平方メートル、延べ床面積およそ2250平方メートルの鉄骨2階建てで、総工費はおよそ10億5000万円かけて建設されます。厨房設備は衛生面を考慮してオール電化が採用され、夏場の調理員の体力負担の軽減も図る狙いがあります。また、調理能力は1日2600食で、万一の災害時には食糧支援の拠点としての役割を持ち、自家発電の設備なども設置されています。このほか、高齢者への給食や学校の社会科見学など食育に関する取り組みなども行うことにしています。計画では来年春には一部の運用がはじまり、来年秋には全面運用を予定しているということです。

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