2012年5月7日放送

子供やぶさめ

遠野郷八幡宮では子どもたちの健やかな成長を願う「子供やぶさめ」が子どもの日のおととい(5月5日)土曜日に行われました。今年の「子供やぶさめ」には、市内の小学4年生から6年生までの7人が挑戦しました。侍烏帽子に射手装束を身にまとった子どもたちは、馬場での神事を前に本殿で「神前の儀」に臨み、これからやぶさめを行うことを報告し安全を祈願しました。この日は、前日からの雨は上がったものの少し肌寒く、それでも会場には家族や観光客が訪れ子どもたちの勇ましい姿を見届けました。射手奉行たちが列を連ねて馬場を清め3つの的を点検し、やぶさめがはじまります。子供やぶさめは、100mほどの馬場に3つの的を置き子どもたちがポニーに乗りながら一人3回、全部で9本の矢を放ちます。法螺と太鼓の合図で発進した射手奉行たちは素早く矢をつがえると真剣なまなざしで的を狙い練習の成果を披露していました。この日、抜群の的中数で注目を浴びたのは青笹小学校4年の山口詩乃ちゃんと平山夢乃ちゃんの女の子2人で、山口詩乃ちゃんは9射中8中、平山夢乃ちゃんは7中と好成績を残しました。観客席からは、的に矢が当たるたび歓声と拍手がわき上がり凛々しい姿の射手奉行たちは誇らしげな表情を見せていました。

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