2012年5月7日放送

遠野市原発放射線影響対策本部

遠野市原発放射線影響対策本部から市内の小中学校等の放射線の測定結果及び市内農産物に含まれる放射性物質測定結果についてお知らせします。市内の小中学校等の放射線の測定結果は、ご覧のとおりとなります。4月25日時点では、市内の小中学校の地表付近の空間放射線量は、高い所で0.12マイクロシーベルトで、これは厚生労働省で定める指標3.8マイクロシーベルトを大きく下回るものです。また、市内保育所、私立幼稚園、県立高等学校等の各公共施設や水道水、沢水、地下水に含まれる放射性物質の濃度検査を昨年11月から3月にかけて実施していますが、いずれも不検出という結果となっています。また、農産物の放射性物質の検査を行い、その結果はご覧のとおりです。山菜のコゴミは規制値100ベグレルを下回る30ベクレルが測定され、農地土壌や米をはじめ、主な野菜などからはいずれも放射性物質は検出されませんでした。市対策本部では、今後も、農作物の調査を順次進め遠野の農作物の安全対策、風評被害防止を行うとともに、市内公共施設の調査を引き続き実施し、市民がより安心した生活を送れるよう、今後も監視体制を強化することとしています。また、測定結果については、遠野テレビ、広報遠野、ホームページ等で随時公表していくことにしています。きょうの対策本部会議では、既に県から出荷自粛要請を受けた原木生シイタケの報告や、牧草地等に対する対応についても協議され、除染対策や放射性物質濃度測定器及び簡易型空間放射線測定器等の整備について方針を喫緊にまとめることとなりました。この方針についても、まとまり次第、随時、遠野テレビを通じて情報提供をしていくということです。

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