2012年4月27日放送

市長記者懇談会

本田市長はきのう(26日)開かれた記者懇談会で放射性物質の除染作業について遠野市の方針と対策について説明しました。市では5年以内を目標に優先順位をつけて除染作業に取り組むこととし、県から示された除染対象区域以外を含めた市内の牧草地全域を除染対象とする方針を掲げています。具体的な取り組みについては代替牧草の確保や畦畔などの草の処理などの他、今週月曜日には放射線量の測定や風評被害の防止などに対応するため原発放射線影響対策本部を市で設置したことを報告しました。対策本部では空間線量や収穫物に含まれる放射性物質の測定、国や県、その他関係機関との連絡調整や情報収集などを担当する部局に振り分け対応することとしています。また、市では持ち込んだ食品や飲料水の放射性物質の測定と簡易型放射線測定器の貸し出しを行うことを明らかにしました。いずれも窓口は市環境課となる他、簡易測定器は各地区センターにも配備する予定で個人の他に市内の保育園や小中学校でも借用することができるということです。開始時期については現在準備を進めている段階で、詳しいことについては明らかになっていませんが、市の担当課ではあらためて市民向けに発表することとしています。この他、記者懇談会ではリニューアルしたとおの昔話村の新しい名称募集についてや、目前に迫ったゴールデンウイーク中の市内のイベントなどが紹介されました。

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