2012年4月24日放送

議会改革の素案とは?

遠野市議会基本条例の素案とはどのような内容なのでしょうか。この市議会基本条例は、市議会でやるべきことを文書にしてそれに従いながら議会としてまとまった行動を行うことなどをねらいとするものです。これまで市議会では、今年1月と2月に開いた議会改革について意見を聴く会で市民から出された意見のほか議会の基本条例を制定している花巻などの議会を参考にするなどして2カ月かけてまとめられました。この素案には、議会および議員の活動原則や市民と議会の関係など22の条が盛り込まれています。この中で、今までになかったものとして第9条に一問一答及び反問権という部分があります。これまで、一般質問では、総括質問方式として1回の質問に複数の質問項目を盛り込む形でしたが、これを1回の質問に1つの答えを求める一問一答方式を取り入れ、論点などをわかりやすくしようとするねらいがあります。また、第2項では、反問権について素案として盛り込まれています。これは、議員の質問の確認やその質問の背景などについて市長などが逆に議員に質問することができるというものです。このほか議員と市民が自由に情報と意見を交換する市民との懇談会を年1回以上開く市民との懇談会についても素案に盛り込まれています。住民との約束事になるこの素案について市民はどのように感じたのでしょうか。この素案は、あすまで開かれる議会改革について意見を聴く会で出された意見などをもとに修正するところはしながら今年6月の議会に提案する予定になっています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.