2012年4月24日放送

JAに放射能に関する対策本部

農産物の放射性物質による被害対策に向けJAいわて花巻に遠野地域放射性物質被害対策本部がきょう(23日火曜日)設置され、初会合が開かれました。この対策本部は食品の暫定規制値が今月から改正され牧草などの暫定許容値が一律100ベクレル以下になったことから問題を抱える畜産農家へのスムーズな支援を行おうと設置されたものです。きょうの初会合にはJAいわて花巻の役員や生産部会長、それにオブザーバーとして遠野市、釜石市、大槌町の農業担当者など合わせておよそ50人が出席して規約や役員などについて協議が行われました。その結果対策本部の委員長に菊池一勇理事が、副委員長には佐々木耕太郎理事と兼澤平也理事がそれぞれ選ばれました。対策本部は情報収集と意見の集約や対策方針の決定などを行う予定で、下部組織に放射性物質被害対策室を設け関係機関との調整などを行うことにしています。今後、対策本部では2カ月に1回のペースで委員会を開催し、行政と連携を図りながら畜産農家の経営が成り立つよう対策支援をしていきたいとしています。

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