2012年4月10日放送

みやもり荘ユニット棟入所式

宮守町にある特別養護老人ホームみやもり荘でユニット型施設が完成し、きのう(9日)、3人が入居しました。ユニット型施設とは、全室プライバシーを尊重した個室となっていて、介護が必要な状態になってもできるだけこれまで通りの生活ができるよう利用者一人一人の個性やライフスタイルに寄り添いながら介護する新しいケアスタイルです。みやもり荘では、介護施設の待機者の解消を図ろうと増床する形で去年8月にユニット型施設の工事を着工し、およそ5億円をかけて先月、完成しました。きのう、完成したばかりのユニット型施設に初めて3人が入居することになり、歓迎会が開かれました。社会福祉法人ともり会の佐々木昭一理事長は、「親身になってお世話をします。これからはゆっくりと家庭と同様な生活をしていただきたい」とあいさつし、3人の入居を歓迎しました。延べ床面積およそ1900平方メートルで鉄筋コンクリート2階建てのユニット型施設は、長期が30室、短期が4室の個室が用意され、エアコンも設置されています。また、共有スペースにキッチンが設けられ、ここでご飯とみそ汁の炊事も可能です。これは、ご飯が炊ける香りなどが部屋に届くことで少しでも家庭的な雰囲気を感じてもらうためということです。また、いざというときの環境も整えられています。2階にはベッドごと外に動かせるように避難橋が設置されたほか、避難用のすべり台も置かれ、いざというときに備えられています。今月14日と15日には内覧会が予定されています。なお、このユニット型施設は、65歳以上で介護保険の介護認定を受けられた要介護1から5の人などが対象となっています。

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