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2012年3月30日放送

動画での遠隔健診実施へ ねっと・ゆりかご来年度から

遠野市助産院ねっと・ゆりかごでは、来年度から動画での遠隔健診が実施の運びとなりました。遠野にお産を取り扱う医療機関が無い状態が続く中、妊婦の不安解消に一歩前進と言えそうです。ねっと・ゆりかごでは、来年度から妊婦の超音波動画の伝送を実施する方向で準備を進めています。この動画伝送が行われることでねっと・ゆりかごでの妊婦の検診精度が上がります。また、胎児の状態をリアルタイムに記録できることで緊急時には医師が状況を診断して迅速な搬送体制も整えることが可能になります。先月、ねっと・ゆりかごの監督医でもある県立大船渡病院の小笠原医師が超音波動画伝送の動きなどを確認しました。ねっと・ゆりかごでは、市内にお産を取り扱う医療機関が無いことによる妊婦やその家族が抱える不安の解消と経済的負担の軽減を図ろうと５年前に松崎町の健康福祉の里の中に開設しました。遠野でお産を取り扱う医療機関が無くなって１０年が経とうとしていますが、妊婦が安心できる環境の充実に向けて一歩、前進しようとしています。

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