2012年3月29日放送

遠野アドホック 今月いっぱいで解散

遠野アドホックの臨時株主総会がきのう(28日)開かれ、今月31日をもって解散することが決まりました。遠野アドホックは、個性豊かで魅力と活力あるまちづくりを推進するとともに「とおの昔話村」を中心とする公の施設を管理受託し、市民の福祉の向上に役立てようと平成4年の6月に設立されました。これまで遠野アドホックは、とおの昔話村の管理運営や語り部事業の展開および語り部の養成など中心市街地の活性化に力を注いできました。しかし、第三セクターなどの改革について市に提言をする遠野市進化まちづくり検証委員会から時代の流れにより経営は縮小均衡をたどっており、設立目的と実際の事業の結びつきが離れることが大きいと判断されたなどと提言がありました。そして市から株式会社遠野、遠野ふるさと公社、遠野市観光協会との積極的な連携などの改革案が示されました。遠野アドホックでは、経営陣の高齢化などもあり、市の改革方針を受け入れ役員会や取締役会で検討を重ねた結果、解散という結論が出ました。きのうの臨時株主総会には、総数71人のうち委任状も含め51人が出席し、解散について協議されました。協議の結果、今月31日をもって解散することが決まりました。今後、遠野アドホックは今年7月までに清算などを終わらせ、20年の歴史を閉じることになります。

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