2012年3月27日放送

市長記者懇談会 市民体育館事故和解へ

本田市長はきのう(26日月曜日)、平成21年に市民体育館で発生した児童が窓から転落死した事故について和解が成立したことを明らかにした上で、その責任として本田市長と及川副市長の給与を減額すると発表しました。これはきのう開かれた市長記者懇談会で明らかにしたものです。この事故は平成21年12月に当時小学6年生だった男子児童が、市民体育館の採光換気用の出窓から落下しおよそ2カ月後に死亡したものです。本田市長は「改めて事故の重大性を受け止め、再発防止はもとより日ごろの安全対策の徹底した取り組みを継続し亡くなりなった児童およびご遺族の思いに報いてまいります」と深く頭を下げました。また、合わせて責任の所在を明らかにしたいとして本田市長と及川副市長の来月の給与を10分の3減額することや、当時の管理責任者だった部長級の2人については、戒告としています。記者懇談会では、このほか、およそ4億9000万円を増額する第9次補正予算についても説明されました。そのうち放射性物質の対策事業については、市内の公共牧場と民間の牧草地の合わせて、およそ5000ヘクタールの除染作業について、県農業公社が行うだけでは不可能として、事業費およそ9600万円をかけて市が除染対策用のトラクターや堆肥処理対策用のトラックなどを購入し除染作業を進め、少しでもスピードアップを図りたいとしています。市では4月に計画を策定し市内の建設業協会の協力を得ながら5月の連休明けには作業に着手したいとしていて5年を目どに作業を終了したい考えを示しています。この5000ヘクタールの面積は除染が必要な県内の牧草地のおよそ半分に相当すると言うことです。このほか、きのうは、来月1日にオープンする観光交流センターとまちおこしセンターの愛称が発表されました。それによりますと観光交流センターの愛称は全国から応募のあった185点の中から山口県の青木輝夫さんが応募した「旅の蔵」に遠野を付け加えた「旅の蔵遠野」に決定され、まちおこしセンターの愛称については、全国から応募のあった150点の中から浜松市の佐々木香公子さんが応募した「あすもあ遠野」にに決定されたと言うことです。また、上郷町に来月29日オープン予定の新しい産直施設の愛称についても発表されました。愛称は市民から応募のあった270点の中から緑峰高校2年の小時田結貴さんが応募した「夢産直かみごう」が選ばれたと言うことです。

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