2012年3月26日放送

被災地へ響け 盲目の少女コンサート

生まれつき目が不自由な小学4年生の女の子が、ピアノを弾きがたりする、「被災地に響け」と題した応援コンサートが、きのう(25日日曜日)あえりあ遠野で開かれました。このコンサートは遠野・釜石・大槌をエリアにもつ釜石地区法人会が開いたもので、会場には、およそ200人が詰めかけました。弾きがたりするのは生まれつき目が不自由な新潟県の小学4年生、佐藤英里さんです。英里さんは大震災以降各地で歌声を披露していて前日には釜石でもコンサートが開かれたといいます。この「みらい」と言う作品は、英里さんが「震災で大変な思いをしている人たちに明るいみらいへ歩いて行ってもらえるように」と願いを込めてはじめて作詞作曲した作品です。きのうは美空ひばりさんの「愛燦燦」や唱歌「ふるさと」など合わせて6曲が披露され、訪れた人たちは英里さんの歌声に静かに聞き入っていました。また、コンサートが終わると点字で「ありがとう」のメッセージが添えられた、英里さん手づくりのクッキーが訪れた人全員に配られ、とても心暖まるコンサートとなった様でした。

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