2012年3月23日放送

市内認定農業者 山田町の農家を支援

県内の認定農業者のつながりを生かして沿岸地区の農家を支える動きが始まっています。東日本大震災の津波で、農地や農業機械が流失するなどの被害を受けた農家を支援しようと遠野の認定農業者たちが山田町の農地の再生に取り組みました。この日は、遠野の建設業協会にも協力してもらい遠野からトラクターを持ち込んでの作業です。津波の被害を受けた農家への支援は、遠野の認定農業者だけでなく県内各地の認定農業者の会も行っていて、農業用ハウスの組み立てや大豆の収穫など取り組みは現地の状況に合わせてさまざまです。津波の被害を受けた沿岸地区の農家にとって農業機械を持ち込んでもらっての作業は、とても助かると言います。ここは、もとは田んぼだったと言うことで10年以上も放置されたまま木が茂るほどにまでなっていました。農地を確保したいという現地の農家の希望から農地の再生を手助けすることになった安部さんは、この日は機械を調整しながらの作業です。作業にかかる費用は、すべて支援する人たちでまかなっていて、この日の作業には花巻市の建設業者も加わり、およそ60アールの田んぼに茂っていた木を引き抜き1日かけて土を掘り返しました。ここでの作業はこの日で終わり、今後は地元の農家が整地して近くの仮設住宅で暮らす人たちの畑としても利用される予定です。

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