2012年3月13日放送

多賀の里「結和」開所式

障害福祉サービスの事業所に産直施設などが併設される施設の開所式が先週土曜日(10日)綾織地区センターで開かれました。この施設は綾織町にある旧JA綾織支所を改装して社会福祉法人の睦会が運営する障害福祉サービス作業所多賀の里「結和」です。開所式では、睦会の新里佳子理事長が「作業の場として、気軽に集える交流の場として、そして産直を備えた地域おこしの場として開所します」挨拶しました。つづいて施設の名称「結和」の名づけ親綾織中学校3年の菊池和佳奈さんに感謝状が贈られました。結和には「優しい心、温かい心がみんなとつながってほしい」との思いが込められています。このあと会場を現地に移し関係者が見守る中テープカットが行われ開所を祝いました。施設内には利用者の作業場が広がり、部品などの組み立て作業が行えるスペースが確保されているほか、奥にはレストランが置かれ家庭料理が味わえるようになっています。また、正面入り口のホールには綾織町の有志でつくる協力会のメンバーが出店する産直施設が併設されることになっています。産直では農産物以外にも木材工芸や盆栽なども販売される予定で、4月のオープンを目指し準備が進められているということです。この障害福祉サービス作業所多賀の里「結和」は、今後、障害を持つ人と綾織の人たちの思いの詰まった拠点施設となるものと期待されています。

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