2012年3月12日放送

自主防災組織連絡会(仮称)設置決まる

仮称遠野市自主防災組織連絡会の準備会がきのう(11日)、開かれ、設置することが確認されました。この連絡会は、自主防災組織同士の連携と共通理解を深めるとともに自主防災体制の充実と災害対応能力の向上を図ろうというものです。きのうの準備会には、自治会長や地域の防災担当の代表などが集まり、市消防本部から連絡会の必要性について説明を受けた後、この連絡会設置について意見を交わしました。協議では、「いくつも組織を作るのではなく、一つきちんとした組織を作ってもらった方が良いのでは」「自主防災組織の代表者が集まって連携を図る必要があるのでは」など1時間にわたって様々な意見が出され、最終的に連絡会を設置することで確認されました。連絡会は今後、設置要綱など調整しながら今年9月に予定されている市の防災訓練までに設置することで準備が進められることになります。また、きのうの準備会の中で、遠野緑峰高校生産技術科2年生の生徒たちが「震災から学び備える」をテーマに防災について発表しました。生徒たちは、震災を受けて日ごろの備えが必要と感じたことから週2時間の総合実習の時間で3年生とともにバスタオルにシャツなどを付けた防災頭巾や非常食のおいしい食べ方といった震災に備えての研究を行ってきました。きのうの準備会に参加した自治会長などは、生徒たちの研究発表を最後まで熱心に聞いていました。

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