2012年3月5日放送

遠野高校卒業式

遠野高校の卒業式がおととい(3日土曜日)行われ、153人の卒業生たちが次の進路へ向け巣立ちました。遠野高校の卒業式は午前10時から始まり、来賓や保護者、それに後輩たちの拍手に迎えられ卒業生たちが入場しました。遠野高校創立110周年の節目に学び舎を巣立つのは普通科の生徒153人で、この日は、去年の東日本大震災で亡くなった人たちに黙とうを捧げてから式が行われました。遠野高校では今年度から卒業生全員が壇上で卒業証書を受け取れるようスタイルを変え、和山博人校長が卒業生1人1人に「おめでとう」と声を掛けながら卒業証書を手渡しました。式辞で和山校長は、「卒業証書を受け取った1人1人が新時代の建設者であるとともに地域と母校を背負った大使です。高校生活を精一杯生き、価値あるものにしたことを胸に力強く旅立ってほしい」と卒業生にはなむけの言葉を贈りました。来賓や後輩たちから祝福を受けると卒業生を代表して荒川華寿枝さんが、先生や仲間たちと過ごした高校生活を振り返りこれまでの感謝の気持ちと次の進路へ向けた決意を述べました。卒業生153人の進路は、3日現在、大学の一般入試の結果待ちを含め、7割が大学や専門学校への進学で、残り3割が就職を決めています。これからは、就職や進学など進む道はさまざまですが、卒業生たちは、この春からはじまる新しい生活に少しの不安と大きな期待を抱き学び舎を巣立ちました。

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