2012年2月29日放送

えんぴつ画作品展

えんぴつの濃淡だけで描かれた見事なえんぴつ画の作品が、宮守町の飲食店に展示されているとの情報が寄せられ、さっそくカメラがお邪魔しました。えんぴつ画の作品が展示されているのは、宮守町達曽部にある飲食店「よねたや」です。店の2階にある和室を覗くとそこにはえんぴつで描かれた作品およそ30点が展示されています。えんぴつ画を描いたのは店のご主人米田康一さんです。米田さんは、作品が完成した時の喜びをこのように話します。その作品はケント紙に描かれていて、紙の白とえんぴつの黒の2色で表現され、奥行きの深い濃淡の世界が広がります。米田さんはこれまで美術の専門的な指導は受けたことがないということですが、完成度は極めて高く、もくもくと煙りを吐くSLの作品は、今にも動き出しそうな迫力が伝わってきます。一方、延年の舞の一場面をとらえたこちらの作品は舞手の衣装がもつ柔らかさをも感じさせてくれ、えんぴつだけで描いたとはとても思えない作品と言えそうです。米田さんはえんぴつ画に取り組みはじめて4年ほどと言うことですが、作品展もすでに経験していて見学者の感想にさらなる意欲が湧きあがると話します。見学者からは譲ってほしいとの話もあると言うことですが、作品はどれも我が子の様で手放すことはできそうにないとも話していました。

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