2012年2月29日放送

小友町裸参り

25日土曜日、小友町に古くから伝わり遠野郷唯一の奇祭といわれる裸参りが行われ、市内外から大勢の人たちが参加して無病息災や、震災復興などを願いました。小友町の裸参りは、今からおよそ350年前の江戸時代に巖龍神社の別当を務めていた修験者が、不動様の縁日に行ったのが始まりといわれています。この日は、還暦や42歳の厄年を迎えた人たちなど、市内外から53人が参加しました。行列は、大きな鈴を持った厄男を先頭に頭に鉢巻、腰にしめ縄、口にお守りの札をくわえて巖流神社から上宿橋そばの大般若供養塔までを3往復します。それぞれが持つ灯篭には、無病息災や家内安全、震災復興などと書かれていて、参加者たちは1往復、400メートルほどある距離を一言も交わさず、厳しい寒さに耐えながら願いを掛けて練り歩いていました。

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