2012年2月29日放送

東京を会場に震災から蘇った文化財展

大震災から1年の節目を前に、救い出された文化財紹介する震災からよみがえった東北の文化財展が東京で開かれています。この展示会は文化財レスキューなどの活動によって被災地の博物館や図書館などから救い出された多くの文化財について首都圏の人にも見てもらい長期的な支援を呼び掛けようと遠野文化研究センターなどが被災地と連携して開催しているものです。展示会初日は、本田市長や会場となった都立中央図書館の庄司館長などのあいさつにつづき、釜石市の鵜住居虎舞の演舞が披露されました。会場には陸前高田市の海と貝のミュージアム所蔵の被災し片側だけになってしまった世界最大級のオオシャコガイの殻をはじめとする東北各地の貴重な文化財が展示されています。この日は元総務大臣の増田寛也前県知事夫妻のほか、遠野や釜石ゆかりの都民や会場周辺に在外公館などが多いことから多くの外国人が訪れていました。この震災からよみがえった東北の文化財展は、来月11日まで東京・広尾の都立中央図書館で開催され、来月16日からは遠野市立博物館で開催されることになっています。

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