2012年2月23日放送

遠野町地域づくり推進大会

遠野町の地域づくり推進大会がきのう(22日)開かれ、東日本大震災での対応について当時を振り返り災害をテーマにしたこれからのまちづくりを考えました。今年は、東日本大震災からまもなく1年が経つのに合わせ、当時の対応を検証し、互いに助け合い、交流を深めるまちづくりを進めようと遠野市の後方支援活動や体験事例と実践事例の発表が行われました。体験事例では、現在、県立遠野病院で総看護師長を務める鈴木榮子さんが自らの体験を話しました。大津波が沿岸を襲った3月11日、鈴木さんは、県立大槌病院の総看護師長で遠野病院への異動を告げられたと言います。それからまもなく大きな地震と津波が病院を襲い孤立しながらも入院患者と職員がどのように過ごしたのか、周りの状況や自らの家族についても触れながら当時の様子を伝えました。実践事例では、材木町の自治会活動と災害対応について発表し、震災当時の避難状況など振り返りながら、指定されている避難所と住民ニーズの違いについて課題をあげていました。この日はおよそ130人が集まり、それぞれの立場から話す当時の状況を聞きながらこれからのまちづくりにどう生かせるか考えを深めていました。

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