2012年2月22日放送

包丁とぎボランティア

遠野職業訓練協会に登録している職人たちが、今週日曜日(19日)、遠野に住む被災者を対象に包丁とぎのボランティア活動を行いました。このボランティア活動は、職場で鍛えた技能を生かし震災で被災した人たちの役に立つことができないかという職人たちの思いから行われました。集まった職人たちは、大工や建具、板金など建築に関わる人たちで仕事に欠かせない道具を磨く刃物とぎのプロばかりです。この日は仮設住宅のサポートセンターを借りて持ち込まれた包丁を一本一本磨きあげました。持ち込まれた包丁は、出刃包丁や刺身包丁など鋼でできたものやステンレス製のものなどさまざまで、包丁を研ぐ職人たちは、砥石を使い分けながら手際良く丁寧に研いでいました。遠野に避難している全部の家庭を対象に事前にチラシを配り、この日は、およそ40丁の包丁が持ち込まれ、2時間ほどかけてすべて研ぎあげました。遠野職業訓練協会では、職場で鍛えた技能を生かし職人たちが10年以上前から毎年包丁とぎのボランティアをしていて今後も継続することにしています。

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