2012年2月17日放送

遠野町で市長と語ろう会

先月から開かれてきた市長と語ろう会は、昨夜(16日)の遠野町での開催で最終日を迎え最後の最後まで活発な意見が出されました。先月17日から始まった市長と語ろう会は、「災害に強い地域づくりについて」をテーマに市内各町で開かれてきました。最終日のきのうは、遠野町民を対象に開催され65人が参加しました。参加者からは、地域防災計画の周知の仕方についてや遠野町内15区あるうち収容避難所がコミュニティ消防センターとなっているのが、1区・3区・15区のみとなっていることについて、それに介護度の高い人たちの避難についてなど意見や質問などが多く出されました。市では、それぞれ出された意見や質問などに対し、今後、対応に難しいとすることや区長を含めて検討することなど市としての対応を答えたほか遠野テレビなどを通じて市から地域防災計画などについて情報発信の強化に努めていくことなども参加者に伝えられました。市内9カ所で開かれた市長と語ろう会には、合わせて322人の市民が参加し、「災害に強い地域づくりについて」様々な意見・提言が市に寄せられました。また、きのうはこの市長と語ろう会の模様を新潟の新聞社が取材に訪れました。この新聞社は、8年前に起きた新潟中越地震の教訓が生きているのか、新潟の果たす役割は何か、そして、遠野の後方支援についても検証しようと取材に訪れたといいます。行政と市民が一体となった遠野の後方支援の取り組みがほかの県からも注目されていることが伺えます。

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