2012年2月15日放送

青笹町で市長と語ろう会

市内各町で開かれている市長と語ろう会は、昨夜(14日)、青笹地区センターで開かれ、災害に応じた避難所の指定見直しなどの意見が出されました。青笹町での市長と語ろう会には、31人の町民が参加し、14件の意見・提言がありました。この中で、「青笹町には2本の河川が流れていて、水害時には町が分断される恐れがある。地震や水害など災害に合わせた避難所の指定が必要ではないか」という意見が出ました。これに対し、市では「今回の災害を踏まえ、見直しを検討しているところ。民間施設の利用も検討していきたい」と答えました。また、放射能汚染による農作物への被害が問題になっていることについて、「品目により農家への支援が異なっている。農家自身で対処できかねる問題。県や市、関係団体と連携して対応してほしい」という声もありました。これに対し、市では、「空間の放射線量については、市独自で測定器を購入して測定し、公表しているが、野菜については測定器の導入や測定は現状では困難」「今後、さらに問題が出てくることが予想されており、対策を検討中である。国や東京電力に対しても県全体で要望していく必要性を感じている」としています。このほか、高齢者や障がい者のための避難所の開設を要望するなどの声も出ました。参加者からは「市内の公共施設の障がい者用トイレは入るまでに傾斜があったり障がい者用として独立していないなど、障がい者や介助者にとって不便なものが多い。改善してほしい」という要望が出ました。これに対し、市では「防災計画の中でも福祉避難所の整備などを検討している。公共施設のトイレについては、総点検をし、改善していく」と答えていました。次回の市長と語ろう会は、あす16日にあえりあ遠野で開かれ、この日が最終日となります。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.