2012年2月15日放送

市長記者懇談会

本田市長はきょう(15日)開かれた記者懇談会で市議会定例会に提案する遠野市の平成24年度一般会計予算の概要を説明しました。24年度の予算総額は188億5200万円で、23年度の当初予算と比べて3億200万円、率にして1.6%減り19年度以来、5年ぶりの減額となりました。24年度予算には中学校再編のための環境づくりとして遠野中学校の改築整備が引き続き進められるほか、25年4月の使用開始を目指して総合食育センターの整備に10億8千万円余りが計上されています。また、新規事業は28事業で、市民協働を進めるため市内すべての地区に地域活動専門員を配置するほか、馬事振興課を設置して地域のにぎわいを創り出す取り組みなどがはじまります。平成24年度の遠野市一般会計予算は、来週(24日)から始まる市議会の定例会に提案し、審議されることになります。また、きょうの記者懇談会で本田市長は、「子ども」に関わる関係部課や団体を集約し、さらなる少子化対策と子育て支援を充実させるため今年4月から市役所の西館に子育て総合支援センターを置くことを明らかにしました。少子化対策と子育て支援の拠点となる子育て総合支援センターは、現在、福祉の里にある子育て総合支援室と市民センターにある教育委員会、それに遠野市保育協会を集約してワンフロアー化による連携強化を進めるのがねらいです。組織体制と支援拠点の拡充に加え支援事業の拡充として、24年10月からは小学生までが対象だった医療費の給付を中学生まで拡大することにし、24年度の予算にも盛り込まれています。さらに、本田市長は、市役所庁舎が分散化している現状を踏まえ、庁舎機能のあり方について市民から意見を聞く市民懇話会を設置することも明らかにしました。庁舎のあり方について語る市民懇話会は現状を検証しながら新庁舎の整備が必要かどうかなどを市民に提言してもらおうというもので、3月には第1回の会議が開かれます。このほか、3月18日に開かれる「東日本大震災・後方支援の集い」についてなどが紹介されました。

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