3.11へ魂呼ばり

被災地支援への感謝を示し復興への決意を伝えようと、海外公演に向かう伝統芸能の団体の出発式を兼ねた魂呼ばりと呼ばれるイベントが大震災からちょうど11カ月目にあたる11日土曜日みやもりホールで開かれました。魂呼ばりは亡くなった人の魂を呼び戻すと言う意味があるとされ、海外公演では出演団体と一緒に参加してきて欲しいとの願いを込めて遠野まごころネットが開いたものです。今回の海外公演は文化交流機関独立行政法人国際交流基金の世界の人々と手をつなごう事業の一環として紹介される東北の写真展や映画上映会などと合わせ、東北民俗芸能として披露されるもので、宮古市の黒森神楽や大槌町の臼澤鹿子踊りなどとともに遠野市から宮守町の湧水神楽が参加します。会場には、市民のほか大槌町や陸前高田市などから合わせておよそ250人が詰めかけ、湧水神楽などの勇壮な舞を楽しみながら魂呼ばりを願いました。公演先はアメリカのニューヨークとロサンゼルス、それにフランスのパリ、さらに中国の北京や上海、香港など世界8都市となっています。期間は今月の29日からおよそ2週間で、公演先では伝統芸能を紹介しながら支援への感謝と復興への決意を示して大震災について語り伝えることになっています。

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