2012年2月8日放送

松崎町で市長と語ろう会

災害に強いまちづくりをテーマに市内各町を回って開かれている市長と語ろう会は、昨夜(7日火曜日)松崎町を対象に開かれました。昨夜は総合福祉センターを会場に市民29人が参加して本田市長や市の幹部職員と意見を交わしました。はじめに本田市長が大震災以来松崎地区センターがまごころネットの事務局や全国から集まるボランティアの滞在施設として利用されたほか、被災地へのおにぎりの炊き出しに5万個の協力を得たことに触れ、感謝の気持ちを伝えました。つづいて意見交換が行われ、次の様な意見が出されました。「消防本部周辺を含む8区の地域内は、道路が狭く、車がすれ違う幅がない。災害時の避難には支障を来たすと思う。現地を確認したうえで改善をお願いしたい」とするものや「火災発生時、消防車が何台も入れないような狭い地域には、住民でも利用できる持ち運び可能な小型ポンプを配備してもらえないか」などとするものが出されました。また、全国から来たボランティアは滞在中、歩いて行ける距離にお風呂がなく、秋から冬にかけては特に苦労していたようだ。今後、何か検討してもらえないものか」といった意見も出されました。これに対して市長や市の幹部職員は、8区の道路事情について「新消防庁舎移転後、現消防庁舎を取り壊し、屯所と集会所の機能を持つ施設の建設を予定している。現消防庁舎跡地利用の整備を周辺道路を含めた地域内全体の視点で考えて行きたい」と答え、小型ポンプの配備については「管理や操作方法の問題もあるため、地域の自主防災組織で消防隊の様な体制を構築するなどの取り組みがあれば、導入を検討していきたい」と答えました。一方、ボランティアのお風呂の問題については、「まごころネットに意見を伝えるとともに、今後のボランティア活動の展開も見極め、対応を検討していきたい」としています。今後の市長と語ろう会は、きょうは上郷町で、来週は綾織町と青笹町を対象に開催されることになっています。

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