2012年2月7日放送

世界遺産平泉 土淵中で出前授業

世界遺産に認定されている平泉について、知ってもらい守ってもらおうと、きょう(7日火曜日)土淵中学校で出前授業が行われました。この出前授業は県教育委員会が平成20年から県内の小中学校を対象に行っているもので、今年度は10校で予定されています。きょうは1年生の生徒16人が、社会科の授業の一環として世界遺産の種類や平泉がもつ価値について学びました。そもそも世界遺産とは人類共通の宝物としてユネスコが定めたもので、その種類は文化、自然、複合の3つの部門があり世界では936件が認定されていることなどが紹介されました。その中で平泉は、建物や遺跡がもつ価値が優れている文化遺産として認定されたもので、国内では16例目になります。また、平泉の評価については、奥州藤原氏の平和な社会を目指して築き上げられた寺院やその様子が分かる貴重な遺跡が、数多く残されている点にあるということです。出前授業は時折、質問形式で進められ、生徒たちは出された質問に対して積極的に手を挙げ、的確に回答をしていました。県教育委員会では今回の授業をきっかけに平泉の価値を知ってもらい、地域の歴史や文化に興味を持ってほしいとしています。

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