2012年2月3日放送

かきぞめ競書展 5日まで

市内の習字教室・藤村習字教室に通う生徒たちのかきぞめ競書(きょうしょ)展が、きょう(3日金曜日)から、中央通りの蔵の道ギャラリーではじまりました。この競書展は、練習の成果を発表する場として開かれているもので、会場では、教室に通う小学生から大人までの生徒、合わせて60人の作品が展示されています。作品は、去年暮れに行われた日本習字教育財団の全国展に出展されたもので、金賞から銅賞までの作品と金賞のさらに上の観峰(かんぽう)賞と呼ばれる高い評価が得られた作品が展示されています。習字は、書道とは違い、均整がとれた文字でバランスの良い書(しょ)が美しいとされていて、小学校高学年の観峰賞の作品ともなると見ている人の心をおだやかにしてくれそうです。一方、大人の部では、美しさの中にも上品さが伺える作品が多く見受けられ、一文字ひと文字から書に向かうその人の想いが伝わってくるような感じもします。また習字の段位が三段以上の上達者に使うことが許される、条幅(じょうふく)と呼ばれるひと回り大きい用紙には、右上がりが特徴の行草(ぎょうそう)体で書かれた作品が並びます。このほか会場には生徒たちの今年の抱負をハガキサイズの紙に書いた作品も展示されているほか、ひらがなを綴った作品も展示されています。このかきぞめ競書展は、あさって5日まで中央通りの蔵の道ギャラリーで開かれています。

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