2012年2月1日放送

三陸地域地震災害後方支援拠点施設整備推進協議会幹事会

三陸地域地震災害後方支援拠点施設整備推進協議会の幹事会がきのう(1月31日)、遠野市で開かれ、東日本大震災における後方支援体制の検証や推進活動の方向性について確認しました。この協議会は沿岸部の関係市町の連携により、後方支援拠点施設の早期整備推進を目的として平成19年に設立されたものです。この協議会で話し合われた構想や自衛隊、警察隊などとの訓練がこの度の大震災での後方支援活動に大いに活かされた結果となりました。きのうの会議には協議会を構成する7つの市と町の代表者や消防長などの幹事、それに県の担当者が出席し、大震災の後方支援体制についての課題をあらためて検証し、協議会の今後の方向性について確認しました。なかでも、それぞれの市と町が同様に感じたこととして交通基盤の整備と情報通信の整備・体制づくりの必要性をあげ、県全体での取り組みが必要であることを確認しました。また、県では来年度に新たな防災体制の検討会を設置する予定でこの協議会とも連携して取り組んでいく意向を示しました。協議会ではここでの検証結果をこれからの防災・後方支援体制に活かしていくとし、県と国に対しての働きかけも継続して行っていくということです。

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