2012年1月31日放送

まけないぞう準備

大震災の直後から被災者の心のケアのひとつとして行われているまけないぞうづくりが現在も続けられていて家庭の主婦などが材料の仕分け作業に追われています。このまけないぞうづくりは、タオルを使ってゾウの顔をした壁掛けタイプの手拭きを作成するもので神戸市に本部を置く被災地NGO協働センターが遠野を拠点に市内の家庭の主婦などの協力を得ながら行っています。当初は被災地を回り作り方の指導を中心に活動していましたが、被災地の作り手が増えたことなどから最近ではタオルなどの材料の仕分け作業が中心となっています。きょうは釜石市などの作り手およそ20人から注文のあったおよそ600個分のタオルなどの材料が仕分けられました。まけないぞうづくりに使われるタオルは協働センターを通して全国から寄せられたもので、遠野には定期的に送られてきます。主婦たちは慣れた手つきでタオルを折りたたみ枚数を数えながら注文に合わせ用意していきます。またパッケージ用のまけないぞうのメッセージや作り手の居住地区が記されたシールなども準備されています。被災地などで作られたまけないぞうは、今ではフランスやシンガポールなどからも引き合いがあるということです。まけないぞうの仕分け作業は毎週火曜日総合福祉センターで行われていて、詳しくは被災地NGO協働センター電話078-511-8698までお願いします。

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