2012年1月30日放送

市長記者懇談会

今年初めての市長記者懇談会がきょう(30日)、開かれ、本田市長が県の市長会議で震災復興のための協議会立ち上げを提案したことなどを発表しました。本田市長はきょうの記者懇談会で、先週金曜日に開かれた県の市長会議において震災復興のための全県型組織として市町村復興協議会の立ち上げを提案したことを発表しました。これは、震災の本格復興に向けて国・県に対し、確実に財源が担保されるよう県内の33ある市町村が互いに課題を共有できる場を設定してみてはどうかというものです。この背景には、県内それぞれの市町村が効率良く機能分担ができ、発信力を強めることや現在61ある道路整備などの期成同盟会のうち、復興関係の道路だけでも再編成を要することなどを目的としています。本田市長は、会議に出席した市長たちから協議会の必要性について理解を得られたと報告し、年度末をめどに県内33の市町村のネットワークがあってもいいのではと考えを示していました。なお、この協議会立ち上げの提案に対し県の市長会としては、県の町村会から意見を聞きながら検討する方向で確認しています。このあとの記者との懇談で市役所庁舎について質問が出ました。これに対し本田市長は、今年の春ごろに庁舎機能のあり方について50人規模の市民懇談会を立ち上げることを明らかにしました。この懇談会に遠野のまちを支える若い人たちにも入ってもらい遠野の人口減少などを踏まえながらどういう機能が市民の負託に応えられるかなどの意見をもらいたいとしています。また、きょうの記者懇談会で、遠野文化研究センターと沿岸被災地などが実行委員会を結成し、救出された東北の文化財を一堂に集めた「震災からよみがえった東北の文化財展」が東京と遠野で開催されることや外務省の事業を受け、抽選の結果、上郷の細越獅子踊り保存会がフランスのマルセイユ、ローマ、そしてイタリアのサレルノでしし踊りを公演することなどが本田市長から発表されました。

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