2012年1月26日放送

達曽部地域づくり交流事業

宮守町の達曽部地区で今週22日日曜日、伝統行事の伝承と地域活動に取り組む人材育成をする地域づくり交流会が行われました。この交流会は達曽部地域づくり連絡協議会が年に1回開催しているもので子どもからお年寄りまでおよそ70人の地域住民が参加しました。今回は、東日本大震災を後世に語りつぐことも合わせ講演のほか厄払いの行事などが3部構成で行われました。その内、第1部では釜石市の旅館・宝来館のおかみ岩崎昭子さんを講師に招き、「3.11東日本大震災〜三陸で生きていく〜」と題した講演が行われました。岩崎さんは以前から、山菜やお米などの取引から達曽部地域と交流があったといいます。講演の中で岩崎さんは震災当時の様子を話し、「こうしていられるのも達曽部地区をはじめ、思ってくれた人がいたから。互いに思いあって祈ることで人の気持ちが分かる」と語りました。題して流でまた、「これから津波が来ても三陸で生きていく」とも決意を語っていました。この後、第2部として厄年にあたる42歳の男性7人と33歳の女性1人の歳祝いや60歳の人を祝う還暦祝いの神事が行われました。このほか、第3部として達曽部と縁がある山田町から招かれた民謡伝承会による歌や踊りが披露されたと言うことです。

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