2012年1月25日放送

イトーヨーカドーで遠野牛販売開始

流通業界大手のイトーヨーカドーのプライベートブランド「顔の見えるお肉」の初出荷商品として、繁殖から販売まで一貫した体制で生産された遠野牛の牛肉の販売がきょう(25日水曜日)からイトーヨーカドー花巻店で始まりました。この販売は産地・遠野市と生産を行うエスフーズ、それに販売のイトーヨーカ堂の3者が連携して行うもので、流通業界では初の試みとなります。食品売り場の精肉コーナーにはイトーヨーカドーのプライベートブランド「顔の見えるお肉」としていわて遠野牛ののぼりが掲げられ焼き肉用やしゃぶしゃぶ用など用途別に並べられています。今回販売されているいわて遠野牛はAランクに評価され、その中でも上位クラスにあたるA4と呼ばれる品質の高い牛肉です。しかしながら価格は抑えられていて買い求めやすい値段となっているのが特徴です。きょうは遠野市の担当者も視察に訪れ、パッケージを覗き込みながら手ごたえを感じている様子でした。午前11時近くには大勢の買い物客が精肉コーナーを訪れ、試食用に調理された牛肉を味わいながらいわて遠野牛を買い求める人の姿も見られました。販売店舗は今のところ花巻店のみとなっていますが、イトーヨーカ堂では販売店舗の拡大など計画的に進めて行きたいとしています。また、イトーヨーカ堂ではいわて遠野牛を使った加工品の開発にも積極的に取り組む予定で、今後、グループ企業のコンビニエンスストア業界最大手セブンイレブンのお弁当やお総菜にも取り込まれる可能性もあると言うことです。

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