2012年1月24日放送

土淵町で市長と語ろう会

災害に強い地域づくりをテーマに各地区を回って意見や提言に耳を傾ける今年度3回目の市長と語ろう会は、昨夜(23日月曜日)、土淵地区センターを会場に開かれました。この日の市長と語ろう会には、地域住民37人が参加して本田市長をはじめとする市の幹部職員と意見を交わしました。この中で市民からは、「地区センターに発電機などを配備したと聞いたが、公民館やコミュニティーセンターにも是非、防災資機材を配備して欲しい」「町内には、豪雨時に水害が発生する恐れのある箇所がある。昭和56年の災害時にも被害が出た場所。対策をお願いする」「災害直後、遠野テレビが停止していたため、地区センターのテレビが映らず、情報を得ることができなかった。ワンセグ放送の受信装置を設置するなど対応できないか」などとする意見が出されました。これに対して市は、防災資機材の配備について、「地区センターに配備した物品は、必要に応じて地域のほかの施設にも持ち運び可能としている。また、24年度には行政区を対象に電灯などの必要物品の整備に支援を行うことも予定している」と答え、水害対策については、「56災害から30年が経過し職員の中にも当時の被害を知らない者も増えている。県や消防などとも連携して、迅速な気象情報の把握に努めながら緊張感を持って取り組んでいきたい」としています。一方、ケーブルテレビに代わる受信装置設置の対応については、「ケーブルテレビの加入によりアンテナを撤去した家庭も多い。地区センターなどの拠点施設はアンテナを二重化するなどの対策も検討する」などと回答しました。市では出された意見などを参考に地域防災計画を見直すことにしています。次回の市長と語ろう会は、あさって26日、小友地区センターを会場に開かれることになっています。

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