2012年1月23日放送

文化財防火デー消防訓練

今月26日の文化財防火デーを前にきのう(22日)、土淵町の伝承園で消防訓練が行われました。文化財防火デーは、現存する世界最古の木造建造物法隆寺の金堂が昭和24年1月26日に炎上し、壁画が焼損したことをきっかけに文化財保護思想の一層の強化徹底を図ろうと昭和30年に制定されました。遠野市内でも毎年この時期に文化財防火デーにあわせ消防訓練が行われています。今年は、伝承園で行われ、事務室から出火し市の指定文化財である旧菊池家の曲がり家などに延焼しないよう想定した訓練です。伝承園の職員は、大きな声を出しながらお客を安全な場所に誘導し、また、地元消防団員たちは、迅速に延焼防御などにあたっていました。訓練終了後、遠野消防署の菊池茂署長は、今回の訓練について「良かった」としながら今年に入ってきのうまでに市内で1件火災が起きていることから消防団員たちに火災予防への啓発の協力を求めていました。このあと、消防団員たちは、消防設備の使い方について消防職員から詳しく説明を受け理解を深めながら防火への意識を高めていました。

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